色々なお店で
店員さんと上手にお話して
本当に
本当に
納得いく買い物を成し遂げる自信がありますか?
F1ファンの皆さん、こんにちは。
先日はたったの1店舗で自分の力の無さを思い知り、
憔悴し切ってしまったため
別日に
改まって誕生日ワイン探しの続きをしました。
広尾・六本木にて 大手ワインショップ
自分がまだまだワイン2年生であると実感した先日の教訓を活かし
本日はもう少し大手の
星付きレストランのシェフが来ないような いや、いらっしゃることもあるだろうけど・・・
ワインの深遠さや歴史的背景を極めんとしていない一般のお客さんも多数来店されるような
そんな有名店を目指して 広尾と六本木にロードバイクを漕いでみました。(同系列のお店が近くにあるので。)

いらっしゃいませ! 何かお探しでしたらお声をかけてくださいね!
こちらのお店はさすがの大手。
いい意味でマニュアルがあるのだろう
どの店舗に入ってみても、入店1秒で爽やかな挨拶を頂けます。

お酒が好きでした。そのうえで、ワインを知っていたらカッコイイな、一生勉強し続けられるな、と思ってワインを始めました!

ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランが美味しいと思い、ロワールのSBに手を広げました。国やヴィンテージを跨いで比べるのが楽しいです!
こちらのお店はさすがの大手。
いい意味でマニュアルがあるのだろう
お話の分量は適切で
質問したことに 的確に答えてくださります。
また、ある程度お話を伺い、私が熟考に入ったり、何かに想い耽っているフリをしていると
自然に距離をとってくださるという!
敢えて私から離れて
一人にしてくれます。
考える時間をくれる とでも云うのでしょうか。
実に日本的な心配りを感じます。
が
先日訪れた恵比寿のマニアックな専門店の 情熱的ソムリエ団に比べると
少しの もの足りなさ 寂寥感
覚えてしまいました・・・。 不健康でしょうか?
ご紹介頂いたワイン
ロシニョール・トラペ シャンベルタン 2017 (¥40,700)
シャトー・ランシュバージュ 2011 (¥25,300) *2011の水平比較を推奨
シャトー・デュアール・ミロン 2011 (¥15,400) *2011の水平比較を推奨
誕生日にお一人で飲まれるということで (寂しくない)
ワインの世界を存分に感じられ、印象に残る1本
を薦めて頂いたと伺いました。

もし同じ金額が使えるとして、自分のワインを選ぶ場合であっても、同じワインにすると思います!

今回のお客様のご予算は羨ましいです。私もそんな金額でワインを選んでみたいです。
そんなお言葉が聞けたのは
今回の、客としても私としたら、嬉しかったのを覚えています。
その方ご自身の、人となりや本音を少しばかり教えて頂けた気がしましたし

ワインなんてお金を持ってる人が沢山買いにくるから、私への接客なんて身が入らないだろうな・・
と
いう 私がいつも勝手に持っている劣等感みたいなものを払拭してくれた、親しみやすい魔法の言葉でした。
店後感といった意味では (店を後にした感じ)
こちらの大手のお店を出た後は、爽やかで自信を付けてくれるような風が吹いていました。
私にもそれなりに話をさせてくれたし
聞いてくださるから 少しばかり余計な感想まで話してしまったと思います。
正直
楽しかったし、こちらの店員さんから買いたい!
と思いました。
でも
お薦め頂いた商品の魅力
という意味で、今回は恵比寿のお店が上であったのが
なぜか少し寂しかったのを覚えています。
麻布十番にて 食品コーナー併設のワインショップ
場所は変わって 次のお店を訪問してみます。
それでは、より生活に近い、身近に感じられるお店ではどうなのだろうか?
もっともっと自分が欲しいものに近いモノを吟味して、接近していけるのでは?
と思い、スーパーも併設した本格ワインショップに入ります。

いらっしゃいませ! カリフォルニアの、チョコレートみたいなわかりやすいワインが好きです。日本酒も純米大吟醸ではなく、純米酒派です。
いやー
なんて開けっぴろげで、清々しいソムリエさんなのでしょう!
ダイエットでチョコが食べられなくなってカリフォルニア・ワインに手を出した私
と全く同じような不純な動機
ただの甘党。 そこまで同じムジナかは聞いてませんが・・・
見栄を張らない 虚勢を張らない
って
大事ですね!
共感しすぎて、もう買いたいです。

お誕生日のワインということで、こちらはいかがでしょう? ボトルと中身のギャップには驚かれると思います。また、20年寝かせたこの格付けボルドーは香りもテイストも相当インパクトがあり、飲み頃です。それと、こちらやこちらなどは私の大好きなワインです。どちらもずしっと重いチョコレート系ではあるのですが、ブラックベリーなのか、ラズベリーなのかといった違いが明確にあります。
ただのテイスティングに収まらず、ご自身でしっかりと飲まれて
寧ろ、ご自身がファンであるワインを薦めて頂いたことには
力強いほどの説得力を感じざるを得ませんでした。
趣味の合う人に、本当に好きなワインを薦めてもらっている
これはもう ココデキマリ なのでしょうか?
ご紹介頂いたワイン
アルマン・ド・ブリニャック Multi Vintage (¥42,900)
シャトー・デュクリュ・ボーカイユ 2001 (¥39,600)
シルヴァーオーク ナパ・バレー 2015 (¥20,790)

隣にあるコス・デストゥルネルは好きなワインなのですが、デュクリュ・ボーカイユも似たようなテイストですか?

どちらも力強く土っぽさがあり・・正直、ブラインドで飲んだら私はわからないと思います。2本を比べて飲んでみて、違いがわかります!
おお!なんと力強く、気の合う金言なのでしょうか!
高級ワインは ラベルを見ながら
安旨ワインは 景色を見ながら
とは、よく言ったもので
ワイン2年生の私としては、2本を同時に比べて飲んで
初めて違いがわかる
というのが実感なのです。
それをプロのソムリエの方が 肩ひじ張らずに言葉にされていたのは
人としてとても格好良く感じます。
やはり ココデキマリ でしょうか?
番外編 本当に価値のあるワイン
ところで
どの店舗で案内をして頂いても感じたのは
イタリアワイン
特に バローロ、バルバレスコ
をお勧めしてくださるソムリエさんが多いな
ということです。
何名かの店員さんに直接伺ってみましたが

フランスワインよりもお得に手に入れることができる本格ワインだからです。ボルドーワインのような逞しさと同時に、ブルゴーニュワインのような気品を感じられますし、熟成させることも可能です。
といった理由で
イタリアワインをお勧めしてくださる機会が多いようです。
何かに突出しているわけではない凡人が
極める1本として ピッタリ人間性に寄り添ってくれる気がしてなりません。
本日の教訓
本日の教訓
・敢えて無言の時間をつくることで、店員さんが距離をとってくれることもある
・5,000円程のワインであれば自信を持って相談していい予算。
・10,000円のワインともなれば、ドヤ顔で相談していい予算。
・甘くてわかりやすいワインが好きなプロフェッショナルも存在する。自分の趣味に胸を張ると清々しい。
689 サブミッション レッドワイン NV

2020年代を代表するような、大人気で悪名高い689のデイリーパフォーマー。休みがちの死神(by冨樫先生)とはよく云ったもので、服従してしまうのが恐くて手を出せなかった。うまい、はやい、やすい。
~ルール~
・予算は4万円
・誕生日ワイン
・予算だけお伝えして、色も本数も問わず、店員さんに選んでもらう