店員さんとどう話す?お店で会話を楽しもう!アパレル編・後~売れるショップスタッフとは3~

これはもしかして

もしかしてもしかして

F1ファンの皆さん、こんにちは。

最後のお店として

誕生日ワインを選ぶには、このお店だけはどうしてもハズせなかった

憧れのお店であり、押さえておかなければいけないお店での体験です。

~ルール~

・予算は4万円

・誕生日ワイン

・予算だけお伝えして、色も本数も問わず、店員さんに選んでもらう

新宿にて 百貨店の中にあるワインショップ

恐れ入ります。

やはり、こちらのお店には恐れが入(ハイ)ります。

誕生日ワインを選びたい

お伝えした時点で

お誕生日おめでとうございます!

とお祝いのお言葉を頂いたのは

そういえば、こちらのお店が初めてでした。

そんな当然といえば当然なことを 瞬間的に応じられる人間力

そんなホスピタリティが自然に醸成されている

それが一流の風土なのかなと

ファーストコンタクトで戦慄致しました。

バブルの頃のボジョレーでワインを知りました。学生の頃に飲み始めたビールを好きになれず、キャンティなら美味しいと思いました。歳を重ねて、家で作る料理が薄味になっていくにつれて、泡、特にロゼが好きになりましたよ!

まずは時期のもの、記憶に残るという観点から1本を紹介させて頂きます。また、隣にあるこちらの1本はこの値段で購入できるチャンスが少ないため、ぜひご紹介致します。それでは奥のカーヴにご案内致します。カーヴ内のワインはこちらのファイルにまとめてありますので、まずは何年ほど寝かせたワインから見ていきましょうか?

教えてもらえる時間 こちらに話をさせて頂く分量 全てのバランスが良く

大変にスムーズに接して頂きました。

そして遂に!

奥のカーヴに侵入することに成功した日でもあります。

小さな喜びを、どうか大きく喜ばせてください。

こんなに豪華でオーセンティックな場所で

大切に扱って頂けることがまず大変に光栄です。

堅牢な2重扉をアテンドして頂き、奥へ。

ここのヴィンテージカーヴにあるワインは

全て紙のファイルに、カード形式で管理されており

まずはデスクでファイルを参照して、目的のワインを絞っていきます。

なぜなら狭いからね!

他のお客様の邪魔をしないよう、必要最低限の動きで足りるような配慮かと感じました。

ここで1本目に留まったワインで話をしていると

こちらでしたら、お生まれ年のバックヴィンテージも在庫がございます。よろしければ、ご覧になられますか?

ほんとーうに、見るだけでも大丈夫でしょうか・・・?

もちろんで御座います!

常に緊張の糸をほぐしてくださったソムリエールさまに感謝

が、束の間!

もう一枚の鉄格子が!!

このような体験をさせて頂いたこと自体、素晴らしい誕生日プレゼントを頂戴した気持ちです。 初めてディズニーランドに行った時の感覚でしょうか。

ご紹介頂いたワイン

テタンジェ ブリュット・レゼルヴ FIFA公式ボトル NV (¥9,790)

コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2011 (¥26,400)

シャトー グリュオ・ラローズ 2005 (¥27,500)

結局、選んだ誕生日ワインは?

さて、3週に渡ってお話させて頂いた誕生日ワイン探訪ですが

紹介して頂いた中で、一体どのワインを私は購入したでしょうか?

結局、全部で10店舗ほど巡り

1週間くらいかけて2本のワインを選びました。

ちなみにですが

誰にも相談していなければ

飲んだことのあるワインの上級キュヴェで、カリフォルニアのチョコのように濃厚な赤と

誰でも知っている超有名メゾンのシャンパーニュを、そういえばじっくり飲んだことがないので

それら2本を買っていたところで

結果としては、全く毛色の違うワインを購入しました。

購入したワイン

ビルカールサルモン ニコラフランソワ・ビルカール 2002

ジャン・ピエール・ムリアン メルキュレイ 1985

シャンパーニュは20年熟成

赤ワインは37年熟成されたものを選びました。

当然

寝かせたワインは美味しい

そんな寝耳に水のような言い伝え

ワインを全く知らない頃から、聞いたことはもちろんあったのですが

実際のところ

しっかり寝かせたモノを飲んだことが無かったため

今回のチョイスをしました。

急に登場したメルキュレイの方は、ボーヌ・シャン・ピモン 1988の上位互換として

後日ご紹介頂いたワインで

あるため、いずれも恵比寿のお店で購入する結果となりました。

決め手は ~販売の極意~

一番

自分自身の力の無さに愕然とし

一瞬

早く帰ってスノーボードのビデオでも観たいと思ってしまった

経験をしたお店ではあったのですが

私自身がまだ気付いていなかった、一歩先にハマるであろう沼を

今までの私のワイン経験をヒアリングすることで特定し、

先回りして、その沼の前に連れて行って頂いた

そんな力強い情熱のプッシュが

今回の私の誕生日ワイン買う!という太いモチベーションにマッチしたのだと思います。

何らかのワインを必ず買う

というのは決まっていましたが、どれくらい熱を込めて選ぶか

は、本当にケースバイケースです。

正直、テンションの度合いによっては

他のお店のワインを選んでいた可能性も十分にありました。

恐らく

購買に対するお客のテンションの高低を把握し

それに合わせた商品を

それに合わせた熱量で提案する

コンバージョンレートが上がるのではないか。

そんなワイン選びをさせて頂いた一週間でした。

他のどの店舗のスタッフさまも、私などを丁寧に扱って頂き

大変に大きな感謝をしております。

薦めて頂いた全てのワインは

今後の人生で必ず飲んでみたいと思います。

服を買いに行く

さて

そんなソムリエさんとの会話を楽しむのは

非っ常ーにレヴェルが高い!

そう痛感させたれた大台の冬です。

なぜか

久しぶりにお洋服が欲しくなり

街に出てみたのです。

だって

1万円もあろうものなら

ワインを買うのでね!

するともう

楽しくて楽しくて。

本当にいいです。アパレル。

纏っているオーラを入れ替えるのは

職を変えたり、今までに無い経験をしたり、できないことを身に着けたり

難しい。ですが、

オーラとまでは云わずとも、纏っている雰囲気を手軽に変えていける

そして

なりたい自分になっていけるきっかけをくれる

それがまあ

余裕だったわけですよ! お洋服やさんの店員さんとお話するのが!

楽しい!

ワインやさんの店員さんとお話させて頂くのは

高級家具やさん や 骨董品やさんでお話させて頂くほどに

レヴェルが高いな・・・

痛感しました。

アパレルショップでは

歴史的背景や宗教的位置付け、生産者の社会的評価やぶどう品種の生物学的立ち位置、

殊更に、アタックからアンビエンスに至るまでの極めて僅少な飲み口の違い

など

聞いてもいない千の説明はされなかったのです。

店員さんとの接し方の極意

ここで思ったのですが

三國清美シェフなら(YouTubeでも大ファンです) どうやってソムリエとお話するか

ここは星付きレストランのシェフがワインを買いにくるような店なのですよ

ヤリ手ソムリエ店員さんから煽って頂いた経験からでもあるのですが

恐らく三國先生であれば

恐らく

三國先生は店員さんの話なんて聞いてない! ゴメンナサイ!

たぶん、今回の買い物に必要なところとそうではないところを

瞬時に区分して

過多な情報は取り入れず

ご自身のペースで買い物を  お店との友好的な関係を

築いていかれるのではないか。

私のように

冷や汗 や 脂ら汗

など微塵もかかず。

この店員さんのアドバイスの瞬間的な取捨選択

卓越した知識と経験に裏打ちされたスキル

ではあると思いますが、

いやまてよ。

場の空気を自身でコントロールして楽しいものにして、

自分のペースで買い物を進める。

楽しい買い物の時間を 大切なものにする。

そのためなら

店員さんの話 全てに大きくリアクションをして

場を盛り上げて

いいお客さんになろうとしなくてよい

んじゃないだろうか?

ある程度、聞かないこと。

これはもしやけっこう極意なのでは?

アパレルショップでも実践してみたところ

買い物が楽しい、楽しい!

自分のペースで納得して 自分が本当に欲しいモノを

プロに相談しながら 自分の意志で選んで手に入れる

こんなに嬉しい買い物は無い!

ワインショップで修行を積んで

ぜひ

服を買いに街に繰り出しましょう。

楽しさにレバレッジが掛かること請け合いです。

役に徹する1本

レ・フェ・ラフィット ル・プティ・ガスコン ブラン 2016

ぶどう品種に逃げてまで”知ってる感じ”を出してしまった私が悪いが、じゃ・・じゃあこのグルナッシュブランを・・・ 「あぁ、ガスコンですね!ガスコンブラン!」と、さも共通言語のように語り掛けられましても、星の数ほどあるワインなので、初めて聞くものばかりです。レバーのパテと煌めく星が如く合いました。